2015/10/04

アトリエ・ニッツ日本語翻訳テスト:non troppo by Åsa Tricosa (1)

新ブログ移転後最初の記事は、アトリエ・ニッツさん日本語翻訳テストです♪

先月の末にnamiさんからお話をいただいて、と〜っても嬉しくてすぐにお返事をしました!

今回私がテストニットさせていただくのは、Åsa Tricosaさんのnon troppoです。


オーサさんといえば、私の中ではレースのショールが印象深いSemereSerangoonTiong Bahru、そしてBakauを以前編んだことがあるのですが、このnon troppoのようなタイプのオーサさんデザインは初めてでとても新鮮です。

今回使用する糸、色々考えました、、、最優先したかったのは、『ふわふわ感』でした。


上から、Juno Fibre Arts Alice Lace, raisin (70% Alpaca, 20% Silk, 10% Cashmere)
同じくJuno Fibre Arts Lily Fine, mermaid (50% Alpaca, 30% Merino, 20% Silk)
どちらも少しくすんだカラーが大人っぽくて素敵です。またどちらも素材がアルパカメインで、ふわっふわ♡ 繊細で柔らかな感触の極細糸です。

オリジナルのオーサさんの糸はMohairを使われてるのですが、たっぷりモヘアだと私の場合はのどに来てしまうのでちょっとここは避けました。(全体に多く使われていなければ大丈夫なんですが^^)
それで次に毛足の長くてもわもわ&ふわふわだったらアルパカかな?アルパカシルクだったらなおオーサさんの感じに近いのかな??と、手持ちの糸でずっと大切にしてきたJuno Fibre Artsを使うことにしました。

Junoさんの糸は、もうすでにclosedのようで現在は手に入れることができないようです。せっかくの素敵な糸だけに、とっておきのprojectに使いたいと思っていました。そこへアトリエ・ニッツさんからの嬉しいお話をいただいてぜひこの糸を使わせていただければと思いました。

それで、さっそく糸を巻いてスワッチを編みました。(画像は水通し&ブロッキング後)

表と裏で、どちらもすごく好みの色でリバーシブル^^
ブルー系のLilyのほうがAliceよりも少し細いので2本取りも考えてたのですが、実際にスワッチを編んでみると結構ごわついてしまいその案は即座に却下されました。
個人的にこのショールに求めるものは、風にそよぐようなふんわり薄手の大判ショール。
2本取りだと透け感も薄らぐので、ちょっと編むのは大変ですがどちらも1本取りで編むことにしました。

それで、すでにスワッチの時点で一瞬挫折しそうになったり(笑)
忘れてたんですが私が編むとアルパカ×シルクの糸って編み目や編み地がすごく暴れるんです。目が揃わないどころかもう目の向きもバラバラで、スワッチ編んでて凹みました。
たかだかこのサイズなのにものすごく時間が掛かってしまって、もう先行き不安で仕方なかったです^^; こうなったら使用糸を変更しようか、もっと編みやすい素材&太さのものを用意しようか、などなど…
さらにもうひとつの問題点、編んでいる間はかなり毛が飛んでのどに入ってしまうこと。
呼吸器系はどうしても大事にしないといけないので、これを編む際にはもうマスク着用ですることに。

そんなこんなで編むのはちょっとアレだったのですが、水にしっかり通してブロッキング&乾燥を済ませてみると、これがなんとも理想的な編み地に!!不揃いだった目もかなり改善されていました。
いろいろ悩みましたが、編むのは大変でも出来上がりが素晴らしいのであれば、これはもうやるしかあるまい、ということで…
いよいよ開始〜!

いつものことながら、namiさんの翻訳&レイアウトはとっても見やすいです♪  ありがとうございます^^
あれ?あんなに辛く感じたスワッチ編みだったのが、本編みでは辛くない…むしろ編みやすく感じで楽しい〜♪♪
慣れたのでしょうか??

パターンもほぼ覚えたので(そんなに難しくないです^^)、あとはこのまま編んで行けばいいはず。楽々かも♪ そう思ってたのもつかの間、このストライプをあと100回以上繰り返すとか、、、
…日々こつこつ編んでいくしかないですね。ある程度計画的に進めないと終わらないかも!?(1日何ストライプノルマで)でも、どうしても大判ショールを私が使いたいところは譲れないので、もうこれは頑張るしかないですね。きっと出来上がりはすごくお気に入りになりそうだから、それを想像しながら楽しみたいと思います♪  デザインもとても好み♪♪

(はじめに見えてきたトンガリ部分に心躍ってます^^)